新作ファンデーション公開
このお互いに助け、頼り合う関係から、自分を含むすべての人との関係、平等、正義が生まれる。
だから、完壁主義から解放されるには、依存から相互依存へ移行しなくてはいけない。
他人がどれほど助けになってくれるかを見ながら、ひとりで立ち、人生の責任をとれる大人として自分を誇れるようになるということだ。
完壁主義から自由になるためには、こうした相互関係の築き方を学ぶ必要がある。
この2つの倫理観は逆説的だが、うれしいことにどちらも真実だ。
つまり、「ただ単に、自分にとってよいことをするよりも、すべての人によいことをするために生きなさい。
それから自分のためにしなさい」となる。
たとえば、リサイクルや地域の環境保護グループに参加したとする。
自分たちの環境を安全でより健康的にするだけでなく、意義あることを人と一緒にする深い満足感も味わえる。
この法則の下に送る人生は豊かで、その人の存在すべてを意味のあるものにする。
こうした、一見自分を犠牲にする生き方が、じつは自己満足につながる。
人間性豊かな、社会のために生きる理想の人に近づこうという勇気がわいてくるつまり純粋な自分になれるのだ。
そうすれば他人の現実ばなれした基準に合わせようとやっきになることも、それに合わないといって自分を叱りつけることもない。
むしろ、人間性をモチーフに描かれた絵の一部として、自分の役割現代社会では自分自身の幸せの追求が正しいとされる。
昔のアメリカでは逆に、まわりの人々や意識にのぼる人たちに奉仕をしなさいと呼びかけたものだ。
そうすればあなたを含む誰もが報われる、を果たせばいい。
努力が実を結ばないときは、一歩しりぞいてひたすら別の道を行けばいい。
私の体験では、みんなの幸せを追求するとき、すべての人を喜ばせようとすると、自分を縛りつけることになる。
だが、すべての人のなかに自分を含めれば、それは自己の解放につながる。
突きつめれば、愛とは受け入れることだ。
あなたを愛する人たちは、欠点も含めて、あるがままのあなたを受け入れてくれる。
また、あなたが自分自身を欠点だらけだと思っていても、それをあるがまま受けとめるようにと願っている。
愛というコインの表で、私たちは身にあまる好意を受ける。
ドライブ中に車が故障したとき、見知らぬ人が見返りなしに助けてくれたら、愛のしるしがそこにある。
コインの裏では、愛は相手に価値があるかどうかといった判断をしない。
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